cc-sdd利用時の中断手順

cc-sddで開発をしていて、作業を中断する時は度々あるかと思います。

ClaudeCodeなんかだと /exit で終わらせるのですが、cc-sdd利用時はどうしたらいいのかわからなくて、チャット時に聞いてみました。

タイミングとしては/kiro:spec-requirements実行後です。

中断します。適切な中断方法を教えてください。

1. Git コミット(最も推奨)

現在の作業をバージョン管理に保存:

git add .
git commit -m “feat: Initialize unified-payment-api specification

– Create steering documents (product, tech, structure)
– Initialize unified-payment-api spec
– Generate EARS-format requirements (7 major areas)
– Add coding conventions to CLAUDE.md

Phase: requirements-generated (awaiting approval)”

2. Serena MCP でセッション保存(オプション)

プロジェクトコンテキストを Serena MCP に保存する場合:

/sc:save

このコマンドは:
– プロジェクトメモリにセッションコンテキストを保存
– 次回 /sc:load で復元可能
– 作業の継続性を保証

🔄 次回再開時の手順

セッション再開方法

# 1. プロジェクトコンテキストを読み込み(Serena使用時)
/sc:load

# 2. 現在のステータスを確認
/kiro:spec-status unified-payment-api

今回Gitコミットを選択しました。

📋 コミット内容

– ✅ Steering ドキュメント作成(product.md, tech.md, structure.md)
– ✅ unified-payment-api 仕様の初期化
– ✅ EARS形式の要件生成(7領域、53項目)
– ✅ CLAUDE.md へのコーディング規約追加
– ✅ Kiro コマンドシステムのセットアップ
– ✅ 技術スタック定義(Node.js + Express, React + Vite, PostgreSQL)

🔄 現在の状態

– Working tree: clean(未コミットの変更なし)
– Phase: requirements-generated
– Status: 要件承認待ち

🚀 次回再開時の手順

# 1. プロジェクトに移動
cd /Users/kumakake/docker/kumakake/stripe

# 2. 現在のステータス確認
/kiro:spec-status unified-payment-api

# 3. 設計フェーズに進む(要件承認後)
/kiro:spec-design unified-payment-api -y

これで「Serena 保存」は不要なのですね?

Git コミット vs Serena 保存の違い

📁 Git コミット(今回実行済み)

保存される内容:
– ✅ すべてのファイル(コード、ドキュメント、設定)
– ✅ Steering ドキュメント(.kiro/steering/)
– ✅ 仕様ファイル(.kiro/specs/)
– ✅ プロジェクト指示(CLAUDE.md)
– ✅ コマンド定義(.claude/commands/)

復元できる内容:
– プロジェクトの完全な状態
– すべての設定とドキュメント
– 次回起動時に CLAUDE.md と steering が自動読み込み

🧠 Serena 保存(/sc:save)

保存される内容:
– プロジェクトに関する「学習内容」や「洞察」
– セッション中の重要な意思決定
– プロジェクト固有のパターンやナレッジ

利点:
– AI が学習した暗黙知の保存
– 繰り返し質問を避ける
– プロジェクト理解の深化

今回のケースでの判断

✅ Git コミットだけで十分な理由

今回は以下がすべてファイルに文書化されているため、Serena 保存は不要です:

1. Steering ドキュメントが完全
– product.md: プロダクト概要
– tech.md: 技術スタック
– structure.md: プロジェクト構造
2. CLAUDE.mdに開発ガイドラインが完全記載
– コーディング規約
– データベース設計ルール
– 開発プロセス
3. 仕様が明確
– requirements.md に EARS 形式の要件
– spec.json にメタデータとフェーズ情報

📝 次回起動時の動作

# Claude Code は自動的に以下を読み込み:
– CLAUDE.md(プロジェクト指示)
– .kiro/steering/*.md(Always モード)
– .kiro/specs/unified-payment-api/spec.json(コンテキスト)

すべての必要な情報がファイルとして保存されているため、次回も完全な状態で作業を再開できます。

💡 Serena 保存が有用なケース

以下の場合は /sc:save も併用すると良いでしょう:

– 複雑な意思決定の理由を記録したい
– プロジェクト固有の暗黙知がある
– 繰り返し発生する質問パターンがある
– 大規模プロジェクトで AI の学習を蓄積したい

🎯 結論

今回は Git コミットだけで完全に保存されています。Serena 保存は不要です。

すべての重要な情報が文書化されているため、安心して作業を中断できます!

終わりに。。。

ふと適切な中断のしたかは?と思いつきやってみました。

まだ構築にかかっていないこともありgit保存だけで終わりましたが、構築に入って、デバッグが開始されたら、/sc:saveの併用も必要かもなんて思っています。

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