NextCloud Desktopで仮想ファイル機能を使う

弊社では、ファイルサーバーとしてUbuntuでNextCloudを使っています。
端末用に「NextDesktop」アプリが用意されていて、インストールすることで仮想ドライブとして使用することができます。
ただ、めんどくさいのが、指定されたファイルやディレクトリ全部のコピーを端末上にも作るため、気をつけないと端末側のドライブが満杯になっちゃうってことです。
それで、必要なドライブを選択しながら利用する必要がありました。
今回、仮想ファイル機能が実装されたということで、利用することとしました。

目次

仮想ファイル機能って?

改めて、仮想ファイル機能ってどんなやつか。。
実際にファイルを使用するまで、ファイルが端末にダウンロードされなくなります。
 →使用しなければストレージ容量を消費しません。
 →同期するファイルやフォルダを細かく選択しなくてもOKになった。
という感じになります。
ただ、使うたびに通信が発生するため、よく使うファイルは予めダウンロードしておく使い方になります。

■この仕組みは 2023/05/24現在、Mac向けには開発中のため、利用には注意してください。

インストールしてみましょう。

端末はMacを利用します。
Macはまだ正式にサポートをされていません。
試験運用って位置づけになっています。
そのため、動作させるにはちょいとひと手間必要になります。これは後ほど。。。
1)こちらからダウンロードします。

2)通常にインストールします。
  サーバーとの接続は今回はパスします。

3)起動して、設定画面を表示します。

一覧画面の「・・・」をクリックするとメニューが表示されます。

が、ここでは仮想ファイルのメニューが出てきません。

4)設定ファイルを編集します。
設定ファイルの場所:~/Library/Preferences/Nextcloud/nextcloud.cfg
以下の行を[General]に追加してください。
useNewBigFolderSizeLimit=true

再度起動させたら、メニューが以下のように追加されます。

使ってみます

「仮想ファイルを有効にする」をクリックすると以下の画面が表示されます。

「試験的なプレースホルダーモードを有効にする」をクリックします。
問答無用に接続の再構築が開始されます(^^;
以下の画面が表示され、接続方法が変更されます。。結構時間かかりました(^^;

終了すると、メニューが増えています。

仮想ファイルとするか、ローカルにコピーして使うかの設定ができるようになっています。

ただ、、、、同期はされたんですが、ファイルの実態は残ったままで、領域も減ってません。
う〜ん。。。思った動きと違ってるなぁ。。

仮想ファイルで同期のためにやったこと。。

困ったところで、なにげにやってみたのが「ローカル領域の確保」
これをすると、”仮想ファイルで同期”って処理がスタート!
終了すると、見事に仮想ファイルで動機がされていました。

仮想ファイルで同期が取れると、ファイル名が”〜.nextcloud”となり、サイズが1バイトになります。

それでもって、上記のファイルが作成されていました。

実は、古いMacBook Airでは仮想ファイルが動作しません。
MacOS12環境なんですが、何が影響しているのやら。
引き続き調査をしてみます。

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