キャッシュレス決済って差別的???
流行りのキャッシュレス決済。
その先頭を走っているのは”中国は除いて”アマゾン・ゴーではないでしょうか。
導入するのに設備費で1億円くらいかかるとか、万引きはできないとか、様々な会話が飛び交っていますが(^^)
キャッシュレスを使える人って?
この、飛ぶ鳥落とすようなキャッシュレス決済!
世の中全部キャッシュレスにして、現金流通を失くしちゃおう!!
日本では、10%消費税になったら、キャッシュレス決済したら2%の還元がある!!!
でもね、ちょっと待ってください。
キャッシュレス決済って、結局は「クレジットカードを持てること」が必須です。
なんちゃらペイなら口座チャージできるからいらないって???
もひとつ・・でもね。。。。
そのなんちゃらペイを動かすスマホの利用料金ってどう決済しています?
ほとんどがクレジット引き落としじゃないですか?
だから、やっぱり、クレジットカードを持てることが必要なんですよ。
※クレジット決済したらポイントやマイルが付くのに、わざわざ口座引落ってする意味あります?
アマゾンゴーが現金決済の準備をはじめました。
「商業界ONLINE」の記事に、こんなのが有りました。
「貧富の差問題」だけではないアマゾンゴーが現金決済を急ぐ「他の理由」
あの、アマゾン・ゴーで現金決済を受け付ける準備を始めているそうです。
”ペンシルバニア州フィラデルフィア市長が3月にキャッシュレス店舗を禁止する法案に署名し、ニュージャージー州や他の地域でもその動きが始まっている。”とのこと。
この動きとしては、キャッシュレス決済できない人を差別するな!ってのがあるそうです。
アマゾン・ゴーの動きとして現金に対応し始めたのは、「差別対応」ってだけでなく、そもそも論として講座を持っていない人へアプローチする必要が出てきたためです。
キャッシュレス決済できない人って?
では、キャッシュレス決済できない人ってどんな人でしょう?
まずは、クレジットカードを持てない人。
もう一つは、そもそも銀行口座を開けない人。
この2種類に大別できます。
アマゾンゴーのお膝元の、全米で銀行口座を持てない世帯は全世帯数の6.5%、約840万世帯といわれている。しかし銀行口座残高や利用率が低い層、つまり現金収入の日当や質屋からの借金等に頼る世帯は18.7%もおり、合わせて25.2%、4分の1以上の世帯がオンラインショッピングやスクエアなどを活用したデジタル決済をしにくい状況にある。
ちなみに他の国では。。。
・中国/2億2400万人
・インド/1億9100万人
・パキスタン/9900万人
・インドネシア/9660万人
・ナイジェリア/6270万人
・メキシコ/5870人
・バングラデシュ/5790万人
・ベトナム/4930万人
・ブラジル/4840万人
・フィリピン/4600万人
Forbes「銀行口座ない成人は世界で17億人超、最多は中国の2.2億人」
って、キャッシュレス先進国の中国がダントツに多いのにビックリ(^^;
ちなみに、日本は成人の銀行口座保有率がほぼ100%近くだそうです。
すごい!
でも、口座の中に「使えるお金が入っている」かは、また別のお話(^^;
結局は。。。
今回のアマゾン・ゴーの動きとしては、口座を持っていないけど、買い物をしたい人を取り込む必要が出てきたためです。
もちろん、クレジットカードを使えない人も対象です。
日本なんかでは、たとえば、小学生や、中学生なんかもそうですよね。
100円(わたしのころは10円!)持って、お菓子を買いに来た子供に、クレジットカード持ってる?なんてこと言えないですw
「差別的」ってのはいかにもアメリカ的な発想かと思いますが、インフラの整備された日本で、インフラの整備されていない諸外国の真似をする必要がないと思っています。
以前、だれかが「どうせなら1万円とかの高額紙幣は不要」って意見、それがせいぜいではないでしょうか?
※私の言ってる定食屋ではランチ450円です。ここで、キャッシュレスは導入できないと思ってます(^^;
もう少し、落ち着いて、日本におけるキャッシュレスの姿を定義されることを願います(^^)